数十年前までは、三枚山のいたるところで見られたナツハゼですが、近年は随分と数を減らしているようで、あまり見かけなくなりました。管理人の子供時代には、秋になるとナツハゼの酸味のある小さな果実を、口の中が真っ黒になるほど頬張って食べたものです。
三枚山のナツハゼは日当たりが良く、他にはマツぐらいしか生えないような乾いた山の斜面に多く自生していたように記憶しています。また山麓の農業用水池の堤などにも自生していました。
三枚山の樹木の中でも、最も身近で、親しみ深い木でありながら、ナツハゼの花を見たのはごく最近のことでした。5月末頃から6月初めにかけて咲く花は、小さくて可愛い花でした。 |