スズカケソウ
オオバコ科クガイソウ属の多年草 園芸植物として江戸時代から広く流通していた植物。しかし野生しているのは徳島県、岐阜県などほんの僅かで、しかもそれすら逸出の可能性を排除できないというミステリアスな野草。茎は山地の斜面を長く這い、育成下では2㍍ほどになります。葉は互生。葉腋に青紫色の小さな唇形花を多数つけ、雄しべの葯は花冠から長く飛び出しよく目立ちます。環境省のレッドデータブックにも記載される希少種ですが、園芸店では販売されていて、育成し易い植物です。花期は夏で、花は長く楽しめます。 |
長く茎がのびて 各葉腋に花がつきます(2013年8月) |