三枚山便り(2016.11.13)



 三枚山を歩いた記録や、育成中の草木の開花状況、山野草の分譲情報などを不定期に発信していきます。
なお、各ページの情報は生ものです。分譲情報などでは日付の古いものは、現在対応できないものもありますのでご了承下さい。

 今回は、松茸山入山禁止後に歩いた三枚山の植物の様子を紹介しています。

(以下の画像をクリックすると少し大きめの画像が出ます)




アセビ アセビ

 早春に開花するアセビは、既に来年用の花序ができ上がっていました。花序の下には、まだ今年の果実が残っています。

ツルアリドオシ ツルアリドオシ

 ツルアリドオシはツル性草本ですが他の基物に絡みつくことはありません。地面を這うか、崖で垂れ下がるかしています。匍匐茎は細いのに、結構長く伸びます。今は熟して赤くなった果実をつけたものが多く見られます。
ソヨゴ ソヨゴ

 ソヨゴは三枚山に多い樹木の1つです。赤い果実を数多くつけますが、今は随分落としたようで、果実はまばらについた状態でした。
ケアクシバ ケアクシバ

 当ホームページ内では単にアクシバとも表現していますが、実際に三枚山に自生するのは有毛タイプのケアクシバです。赤く熟した果実は食することができます。


 ケアクシバ(アクシバ)の販売ページはコチラです。
ヤブムラサキ ヤブムラサキ

 ムラサキシキブの仲間のヤブムラサキは果実を下向きにつけます。左の画像は本種の枝を逆さ向きにしたものです。ガクなどには毛が密生していて、ムラサキシキブのようなスッキリとした美しさには少々欠けます。三枚山ではムラサキシキブの方がヤブムラサキよりも数は多いです。




ジガバチソウ ジガバチソウ

 京都府絶滅危惧種で、近畿地方でもレッドデータブックに記載されています。もともと近畿地方には少ないクモキリソウ属の地生ランのようです。三枚山に自生していますが、数は10株もありません。冬季には葉が枯れる多年草で、画像の葉も今月下旬には枯れてしまいます。また結実率が悪く、今年はまったく果実ができませんでした。

タチツボスミレ タチツボスミレ

 タチツボスミレの返り咲き(不時開花)です。三枚山には他にシハイスミレも自生していますが、シハイスミレの不時開花はまだ見たことがありません。タチツボスミレ類では、他種でも時々秋に花を見ることがあります。
ミヤマウズラ   ミヤマウズラ

 ミヤマウズラは三枚山で最も多い野生のランです。花をつけると、その後に地上部の葉や茎が枯れることがあります。その場合、普通は根元の茎に新しい芽ができています。地下の偽茎が生きてさえいれば、また新しい葉が出てきます。

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