北海道、本州、四国、九州に分布し、本州では主に日本海側に多いとされる、樹高1m足らずの低木です。三枚山では山麓から山頂に至る半日陰地に多く自生しています。春に咲く花は淡黄緑色をしていますが、不規則な赤い縞模様が出ています。またスノキほど花は多く咲かず、前年の枝先に2個程度つける程度です。
花の後、果実を結び夏から秋にかけて赤く熟します。その果実の先端がへこんでいるので臼に例えられてウスノキになったそうです。また果実が角張っているので、別名をカクミノスノキ(角実のスノキ)とも言われます。果実は酸味がありますが食せます。 |