三枚山便り(2015.08.09)
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マツグミ マツの木に寄生するマツグミは、マツクイムシによるマツ枯れが急ピッチに進行する中、京都府では絶滅の危機に瀕しています。府のレッドデータブックでは準絶滅危惧種に指定されていて、画像のマツにもマツクイムシは入っています。そのため寄生しているマツグミも数年の内に枯れてしまうでしょう。 |
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マツグミ マツグミは花期の終盤を迎え、花の基部にある子房が膨らんできています。これから果実期に入っていきます。果実が熟すと小鳥がそれを食べて、運よく他の元気なマツの枝に糞と一緒に種子を落としてくれたら、マツグミは種を繋ぐことができます。 |
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アマヅル ブドウ科のアマヅルはツル性の樹木で、ここではマツの高木の高い梢で果実が熟し始めていました。果実は食べることができて甘酸っぱいそうですが、手の届く場所にないので試食できませんでした。 アマヅルのページは未作成です。 |
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ツルニガクサ 三枚山で初めて見つけたツルニガクサです。他の場所では山麓の林縁などで見かけるのですが、三枚山では中腹で生育していました。どちらかというと薄暗い場所に生えるシソ科の野草です。 ふる里・口丹波の植物のツルニガクサのページはコチラです。 |
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ヌスビトハギ 山地を歩けば普通に見かけるヌスビトハギですが、不思議なことに三枚山では初めて見ました。生長すると1mを超え、茎は木質化するマメ科の野草ですが、ここでは1株だけ、まだ小さい株が開花していました。 ふる里・口丹波の植物のヌスビトハギのページはコチラです。 |
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ミヤマウズラ ミヤマウズラは花茎を出して開花の準備中でした。お盆明け頃には開花するでしょう。 ふる里・口丹波の植物のミヤマウズラのページはコチラです。 ミヤマウズラの販売ページはコチラです。 |
ベニシュスラン ミヤマウズラと同じシュスラン属のベニシュスランは、やはりこの時期に開花します。ミヤマウズラに比べて花の数は1~2個程度しか咲きませんが、1個の花が長い筒状で大きいのが特徴です。このベニシュスランは数年前に購入したものですが、毎年花をつけてくれます。 |
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ヒロハヤブソテツ 自生地で動物に掘り起こされていたものを拾って、試しに植栽しているものです。最初は長さ15cmほどの葉が1枚だけだったのですが、鉢植えしてから新葉(画像の後ろ側の葉)が出ました。好石灰植物と言われ、植栽は無理かも知れないと思っていましたので、今後も目が離せません。 ふる里・口丹波の植物のヒロハヤブソテツのページはコチラです。 |
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サギソウ サギソウの開花が始まりました。今年は猛暑日が続いていますが例年よりも順調です。 サギソウの販売ページはコチラです。 |